1210

 

 

もうずっと何日も同じような終わらない今日を過ごしている。しずかな場所に行きたい。ひとりきり 座りこめるような時間がほしい。ここは喧しくて落ち着かない。もう なんにもする気がない。

一刻と悪い出来事ばかりが起こっている。転がるように 居場所がなくなった。みんな どうして其れを選択するのだろう。あっちを選べば良い方へ行けるのに。どうしてこうも 勝手なのだろう。と わたしは外野に居るんだろうか。安全地帯から眺めているのだろうか。そんな莫迦な。こんなにも居心地がわるいのに。

十年だ。がんばったり 息をとめたり のらりくらり 知らない振りをしたり。十年積み重ねても 崩れるときはあっという間だ。

みんな突き放してしまいたい。でもそれをやった後も 関わらなくてはいけないから こんなに苦しむんだ。すべて排除できたら。そんなこと考えたことすらない人間が 土足で踏み荒らしていく。入らないで 嫌いだよ 顔も見たくない。

 

やすらかに ただやすらかに眠れることを毎晩願って目を閉じるんだ。

だれか だれか はもう居ない。

だからただやすらかに。